*スクリュー状の先端をおもりの荷重のみで、あるいはおもりを載せた状態で回転を加えて地中に貫入させ
たときの貫入抵抗値から、地盤硬軟、締まり具合を判断する。基本的には、軟弱土層を対象に実施する
調査。
◆長所
・ 狭いところでも調査が可能で作業性がよい。
・ 作業時間が短い。
・ 調査費が比較的安価である。
・ 地盤のかたさ、締り方の細かな変化が分かる。
・ 熟練者(ボーリング経験者)には、土質を判断する事も可能である。(すべての地盤には適応出来な
いが)
*このような長所は、低層住宅(2〜3階程度)の基礎を調査するのに便利であり現在の所有効な地盤
調査方法として最も多く用いられている。
◆短所
・ 土質試験が取れないため、概略的な土質の判断しか出来ない。
・ 礫質土による盛土を貫くことは困難で、盛土下の軟弱土の分布が把握できないことがある。
・ 深部までの調査は不可能であり、良好な支持層は確認できない。
・ 軟弱地盤が対象で硬い地盤には、不向き。
*このような短所を出来るだけ少なくするために、次のような工夫も行っている。
・ 土質を確認するために、サンプリングやオーガーボーリングを実施して試料採取している。(写真参照)
・ 各種の打ち抜き方法により、盛土下の軟弱層を確認している。(写真参照) 但し、良好な支持層の
確認は現在でも至っていない。
従って、支持層の確認はボーリング(標準貫入試験)との併用が望ましい。
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